Adore la vie

チームリーダーの行動に日々変化をもたらす、実効性の高い研修

大塚製薬株式会社

医薬営業本部 営業企画部 課長 多仁一文様

§ 参加者を引き付けるAdore la vie(アドレラヴィ)の研修

2006年に初めて、営業のチームリーダー(管理職)全員に対してのコーチングとファシリテーション(相互理解・協働の促進)の研修を行ったのですが、その時の担当が吉武さんでした。

2008年に15人の新しいチームリーダーが誕生した際にも、Adore la vie(アドレラヴィ)の研修によるコミュニケーションスキル、
コーチングスキルが必要だと感じて、再度依頼させて頂きました。

Adore la vie(アドレラヴィ)に研修をお願いしたのは、
参加者を引き込み、自分から積極的に質問できるような雰囲気作りに優れているからです。また、講師としてのパフォーマンスの
高さ、吉武さんの人間的な魅力というのも大きな要因です。

§ チームリーダーのコミュニケーション力が向上

現在、MR(医薬情報担当者)は、経験豊かなMRに交じり、入社5年未満の若手MRや女性MRも多く活躍しています。雇用形態も多様化しており、益々ダイバーシティマネジメントが重要となってきています。
その一方で毎年10名以上の新任チームリーダーが誕生しています。

このような条件の中で、チームリーダー職には、高いコミュニケーション能力が求められているのです。
チームリーダーは、時間に追われて部下(MR)と効果的なコミュニケーションが取りづらいのが現状
でした。しかし研修後は、MRの一人一人に関心を持つことの大切さや、相手の話をしっかりと聴く必要性を
理解して行動できるようになっています。

§ MR育成にも効果的なコーチングスキル

また、チームリーダーにとってMRの育成も大きな課題です。
弊社には、終日MRとチームリーダーが一緒に病院や現場を廻って、医療関係者を訪問しながら実地教育を
する「育成同行」というプログラムがあります。

MR のレベルアップを目的に、MRとチームリーダーが取り組んでいることですが、このプログラムが機能
するかどうかもチームリーダーのコミュニケーションスキルに掛っています。

この「育成同行」がとてもうまくいっているところからも、全てのチームリーダーがAdore la vie(アドレ
ラヴィ)の研修を受けた成果が出ていると感じています。

§ 部下(MR)への対応に変化をもたらすMBTI®(性格検査)

研修後チームリーダーにアンケートを取ったところ、「以前は、部下(MR)の報告の途中で口を挟むことが多かったが、最後まで聴くようになった。」「命令口調だったのが、話し合いをしながら仕事を進めるようになった」などの回答が多く上がってきました。
ここからもMRへの接し方が大きく変わったことがわかります。

また、「相手のことを考えながら話をするようになった。」という回答もありました。
これはMBTI®(性格検査)によって、自分の性格を分析できた結果だと思います。
個々人は違う個性や特徴を持っているということに気が付き、部下ひとりひとりに合った指示や話し合いを持つことができるようになりましたね。

さらに、オープンクエスチョン(Yes、Noでは答えられない、相手に考えさせる質問)を意識して使うようになったり、できる限り部下の話を聴く時間を増やすようにしたり、と様々な変化や効果がみられました。
「いつもコミュニケーションがうまくいっているわけではなく、時間に追われた場合は、しまった!と思うこともある」という回答もありました。
しかし大事なことは、そのことに気がついて、フォローをしているということです。これは研修で得られた大きな成果です。

§ コーチングスキルは創造的なチームづくりにも有効

「研修後は、何でも相談してもらえる、相手の本音が出てくる環境になった。」という感想もありました。
MRの仕事は、決められた作業だけでなく、企画力とスピードが求められます。
限られた時間の中では、チームリーダーからMRへの一方的な指示になりがちです。
しかし指示ばかりではMRの創造的なアイディアを引き出すことはできません。
「相手から考えを引き出すような話し方をするようになってから、MRのモチベーションが上がってきた。」という報告もあり、マネジメントのスタイルが変わってきたことを実感しています。

§ 深まるリーダー同士の交流

研修後もチームリーダー同士のコーチングは継続して行われています。リーダーは、同じ目的に向っているので、同じ様なことで悩むことが多いのです。定期的にお互いにコーチングや情報交換をすることによって、同じ悩みやつまずきを共有し解決しているようです。

運営側としては、研修後も参加者に定期的にメールマガジンを送るなどのフォローを行いました。
メールの内容は、研修で学んだことを実際にうまく利用しているリーダーの例やコーチングに関する情報等です。このフォローの結果、研修後も約6割の方が、お互いのコーチングを続けているのです。

§ 参加者の満足度が高いAdore la vie(アドレラヴィ)の研修

参加者の満足度の高さは、「大変役に立つ87%、役に立ちそう13%」という受講後のアンケート結果からもはっきりとわかります。
Adore la vie(アドレラヴィ)の研修は、参加者が理解しやすく、すぐに覚えて実行できるところが素晴らしいと思います。
深い内容をシンプルなプログラムにまとめられるのは、Adore la vie(アドレラヴィ)の力量だと感じます。

このように気がついたのも吉武さんの研修を経験させて頂いたおかげです。
それまでは「研修は難しければ難しいほどよい」と思っていましたが、今では「参加者が継続して実践できるものがよい」のだと思うようになりました。
先の研修から4ヵ月経った現在、再び参加者に研修後の変化についてアンケートを取ったのですが、
未だに研修で学んだ内容についてしっかりと答えられています。
これは、参加者が今も研修で学んだことを実践してその成果が出ているということです。
他の研修ではなかなかこのようにはいきませんね。

§ 今後の課題、更なる組織の活性化に向けて

今後も研修という面から社員のモチベーションアップを行っていきたいと考えています。
具体的な問題解決や実務的なスキルに関する研修も大事ですが、組織全体をさらに活性化することが一番の目標です。

またこれは運営側の課題ですが、研修後のフォローアップに力を入れることも課題です。
せっかく素晴らしい講師がいらして、参加者が多くを学んでも、そこでおしまいでは意味がありません。
学んだこと、気がついたことを現場で継続的に活用できる環境づくり、仕組みづくりをしていきたいと考えています。

§ 参加者のアンケートより一部抜粋

  • 命令調だった話し方(one way)から、意見を聞きながら(two way)話すように変わった。
  • 相手の立場に立って物事を考えることが多くなった。
  • 一方的で押しつける話し方を若干改めるようになりましたが、忙しいときはダメですね。反省。
  • 部下の話を傾聴することを意識しています。 部下の性格をよく見極めその人に合わせた指導を行うよう心がけています。また、部下が心からやりたいと思っていること、やるべきことを引き出せるように心がけています。
  • 研修前と比較し、毎回とはいきませんが意識的にオープンクエスチョンを行う機会が増加している。
    また、出来る限り部下の意見を聴く時間を多く取るように心掛けている。
  • 質問の投げかけ方を注意するようになりました。(相手の意見を求めるような質問方法など)
    ただ、忙しい時や同じミスを何度も繰り返された場合に、相手に対する表現が強くなったりしてしまう傾向は
    あると思います。反省です…。
  • 何気なく部下と話をするのではなく、その会話一つをとっても工夫次第で新しいアイディアや方向性へと
    導くことができることを学びました。
※インタビューにご協力頂いた皆様の所属部署及びお役職は、インタビュー当時のものです。
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ご支援内容:性格検査を導入してリーダーシップを見つめ、コミュニケーションスキルを磨く管理職研修を実施